2019.01.01

新年のご挨拶

年頭にあたり、ごあいさつを申し上げます。

2018年8月でリライト設立10周年を迎えました。
まずは節目ということで10年を振り返ってみます。

これまで我々は、商業施設を主なクライアントとした数多くのプロジェクトを手がけてきました。特にここ数年は地域との橋渡し役を担うことで、周辺エリアのにぎわい創出やコミュニティづくりに貢献できたと自負しています。

◇商業施設と地域をつなぐプロジェクト
・あおぞらガーデン(ルミネ立川/2012~2016年)
・六本木未来会議(東京ミッドタウン/2013~2017年)
・家族の文化祭(JR東日本、JR中央ラインモール/2014年~)
・あおぞら文化祭(ルミネ荻窪/2015年~)
・ミチテラス中期計画策定(JR東日本、JR東日本企画/2015~2016年)
・立川ファーレアートマーケット(立川市 他/2016年)
・GOOD THINGS(住友不動産、新日鉄興和不動産、森ビル/2016年~)
・まちとつくるマルシェ(アトレ大井町/2017年~)
・ポケットマルシェ(パルコ浦和、新所沢/2017年~)
・GOODTIME MARKET(横浜ベイクォーター/2017年~)
・クマガヤプレイス(AZ熊谷/2017年~)
・コトニアガーデン新川崎(2018年〜)

中でも、2014年に開業した地域共生型商業施設「コミュニティステーション東小金井」がグッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞、我々のこれまでの取り組みを広く知ってもらういい機会となりました。

◇2016年度 グッドデザイン特別賞[地域づくり] 受賞!
http://www.g-mark.org/award/describe/44322

近年、我々が特に力を入れたのは、「エリアマネジメント案件に対応できる体制強化」「事業部間のさらなる連携」「これまでの取り組みを活かした新しい分野の開拓(運営体制構築および新規事業)」の3点です。

2017年1月には、我々のミッション「街と人をつなぐ、“メディアとしての場”をつくる。」をさらに加速させるために、「マーケティング&コミュニケーション事業部(=リライト_C)」を「コミュニティデザイン事業部」へと名称変更。

かねてより注力していきたいと考えていた中長期のエリアマネジメント、エリアブランディング案件に対応できる体制を強化することで、徐々にそうしたご相談もいただけるようになりました。

◇中長期エリアマネジメント、エリアブランディング
・北加瀬旧社宅跡地再開発に向けたエリアマネジメント支援(JR東日本、JR東日本都市開発/川崎市/2016年~)
・つなぐタウンプロジェクト(NTT都市開発/調布市、東村山市、練馬区、町田市/2016年~)
・高架下商業施設開発(大手鉄道会社/2016年~)
・沿線既存駅改修を契機としたラインアイデンティティ確立を通じた沿線価値向上プロジェクト(大手鉄道会社/2017年~)
・高架下駅間開発に向けた中長期グランドデザイン(大手鉄道系デベロッパー/2017年~)
・高架下利活用に向けた中長期グランドデザイン(大手鉄道会社/2018年~)

また、業務領域の拡大、案件数の増大にともなって、組織も少しずつ大きくなりました(グループが6社に増えました)。

そして最後に会社としての数値的な部分についても少し。(よく皆さんには楽しそうな仕事やってますねといわれますが、楽しいだけでは組織は継続出来ませんので。。。)

グループの中核を担う3つの事業部について、リライト_C(=コミュニティデザイン事業部)は設立以来10期連続増収、リライト_D(=建築・不動産事業部)は設立以来10期のうち9期増収(第6期のみ減収)、リライト_W(=コンテンツ事業部)は、設立以来6期連続増収、グループ全体でも10期連続増収。なお、第6期~10期のCAGR(年平均成長率)は18%。ちなみにリライトは毎年数値目標を全く立てていないので、結果的に毎年、前年度を越えているというのは自身でも褒めてあげたいところ。

特に、リライトは、デザインや、設計、編集等のクリエイティブ関連が主な取扱い商材のため、労働集約的にならざるを得ず、本来はあまりスケーラビリティの高い業態ではありませんが、組織拡大と合わせてさまざまな取組みを行い、ここ数年は利益構造も大きく変化、グループ全体で恒常的に利益が出せる筋肉質な組織に変わりつつあります。なお、直近のグループ経常利益率は6%。

また、こうした利益体質の改善によって、新規事業や、人材育成などにも取組むことが出来るようになりました。特に2014年以降、年2名程度(計8名)の新卒採用を行うことで、人材に対する投資を積極的に進めてきました。

昨今では、新卒採用した若手が中心になって進められていくプロジェクトも増え、(私自身には子供はいませんが)わが子の成長を見ているようで、うれしい限りです。

というわけで、リライトは総勢25名というまだまだ少所帯ですが、今後も急速な成長はあえて望まず、着実に実績を積み重ね、また次の10年に向けて、“未来のまち”に何かを残せる組織を目指したいと思います。

(もみやま)

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